ジロログ。

いいのよ。

ナポリタンを作ろう

ここがどこなのか、
どこから来たのか、
どうでもいいことさ、
君と一緒なら鈴木次郎です。
ごきげんよう

みなさん、料理してますか。
鈴木はまぁまぁしています。
というのも、鈴木はあまり外食しない文化圏の人間なのです。
しかしながら、一人暮らしという環境も手伝って、
平日は夕御飯、休日はお昼とお夕飯は基本的に自炊です。

さて、最近鈴木はパスタ料理をよく作ります。
今日メモするのはナポリタン。
嗚呼、炭水化物。
それは魅惑の響き。

ナポリタンと言えば、パスタの本場・イタリアでは存在しない料理です。
まさにインビシブル・パスタ。
あと、ナポリタンというと「存在しない架空の話」を指す事もありますね。
存在しないパスタと掛けていて、なかなかにユーモアの効いたお話です。

と、話が脱線しましたが、
自分へのメモを含めてスパゲッティナポリタンのレシピをここに記します。

ナポリタンを作るにあたって、
まず、董白さんと以下の物を用意します。

・董白さん
・パスタ(なるべく太麺)
ケチャップ
・サラダ油(オリーブオイルでも可)
・ソーセージ(ベーコンでも可)

各量は適当に。

まぁ!シンプルですね!!
ではチャッチャと作っていきましょう。

1.まず、董白さんをキッチンが見渡せる高い位置に飾ります。
2.董白さんに向かって二拝二拍手一拝。
料理の成功を願います。

3.フライパンでソーセージを炒めます。
4.ソーセージに火が通ったら、サラダ油を注いでケチャップと一緒にさらに炒めます。
ケチャップの酸味を飛ばし、塩味と甘味を引き出すのがここのポイントです。

塩味といえば、塩見周子さん。
総選挙中間発表第1位おめでとうございます。
アニデレ1期も良い最終回だった、掛け値なしに。。。

5.さて、そんなことを言いつつケチャップは結構根気よく炒めます。
この時間を使って、隣でパスタを茹でておくとロスが少ないかもです。
6.さらにケチャップを炒めていくと、鮮やかな赤色が黒みを帯びてきます。
また、固まって伸びなくなってきます。
こうなるとおいしいソースの出来上がりです。
7.ゆで上がったパスタと絡めて、さらに少し炒めて水気を飛ばします。
この時、ソースを引き伸ばすために少量の油(鈴木はあまり油を足したくないので茹で汁を使いますが)を加えて馴染ませやすくしておきましょう。
パスタの本場、イタリアではパスタを炒めると聞くと三星シェフが卒倒しそうですが、ここは日本。
治外法権です。
炒めるぜー、超炒めるぜー。
8.適当なお皿に盛り付けて完成です。お疲れ様でした。

さて、ここからはナポリタンのメカニズムのお話を一つ。
といっても、ほぼ受け売りですが。

まずは、ナポリタンのイカれたメンバーを紹介するぜ!!

ケチャップ!!
こいつはグルタミン酸ナトリウムといううまあじを多く含む、ナポリタンのリーダー的存在だ!

ソーセージ!!
豚肉由来のうまあじ、イノシン酸を引き出す主役格だ。
ケチャップのグルタミン酸と合わさって爆発的に美味くなるぜ!!

さらに、ここからは今回出番はなかったものの、
やはり美味しいナポリタンを作るのに欠かせないサブメンバーだ!

マッシュルーム!!
ケチャップと同じくグルタミン酸ナトリウムを多く含むのに加えて、
第三のうまあじ・グアニル酸も持ってきてくれるニクい奴だ!!

タマネギ!!
食感や甘味だけでなく、香り成分(硫化アリル)をプラスする縁の下の力持ちだ。
芽はちゃんと処理しとけよ!!

ピーマン!!
タマネギと同じく色味や香り付けで選ばれる。
ピラジンが香りに奥行きを持たせてくれるぞ!!

以上だ!!!

ここに挙げたのはナポリタンでは定番の具ですが、
定番には定番の、テンプレには最適化された意味がちゃんとあるんですね。

ここに記した事を試すと簡単に美味しいナポリタンが作れるので、ぜひ何かの機会にお試しください。

鈴木から一つアドバイスさせていただくとすれば、始めに董白さんを飾る場合、
火の近くと油が跳ねる可能性がある場所は、危険ですのでなるべく置かないようにご注意ください。



おじさんは…パスタ……好き?
…じゃあ、お話ししてあげるね。
「むかしむかし、パスタの好きな女の子がいました――。」

ではまた、次回の更新で。